恋愛小説に対する免疫力

久しぶりに本の話題です。なぜなら、すごく感動したから。

 

その本は、又吉直樹の『劇場』です。

 

私は夜、寝付けなくなるほど感動しましたが、酷評する人もいるようですね。私は恋愛小説をあまり読まないから、恋愛小説に対する免疫力が弱くて、恋愛小説であればどんなものでも感動してしまうのかな。阿川佐和子の『スープ・オペラ』にもひどく感動したしな。

 

『劇場』で気に入らない点があるとすれば、ずっと永田の視点でしか語られていないこと。沙希の視点もほしかったな。

 

この先、この二人はどうなるんだろう。とても魅力的な沙希には幸せになってほしいけど、永田とでは幸せになれないかな。

 

とにかく続編を読んでみたいです。今度は沙希の視点のやつ。

こんなものを集めています

空になったビール瓶なんて、ほとんどの人にとってはゴミなのだと思いますが、私には美術品に見えます。

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このビール、アルコールが8パーセントも含まれています。それほど強くない私は、半分ほど捨ててしまいました。中味を捨てて空瓶を集めるなんて、むかしのビックリマンチョコのチョコレートを捨ててシールを集める子供みたいですね。

カルロ・フェリーチェ王

19世紀の銀貨を集めています。

 

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1821年から1831年までイタリアのサルディニアを治めていたカルロ・フェリーチェ王です。

 

 

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裏面には、王冠をかぶったかっこうの盾にリースがあしらわれています。

 

重さ25グラム、銀品位は0.9000です。500円硬貨と比較すると、その大きさがわかります。

 

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当時の5リラはどれくらいの価値があったのでしょうか。

井上尚弥の強さの秘密

井上尚弥の強さの秘密は何だろうか。ここ数日、そんなことばかりを考えていましたが、やっと答えがまとまりました。井上尚弥が強いのは、頭がいいからです。代数幾何微分積分の難問が解けるというような頭のよさではなく、どのような状況でも冷静に状況を判断できる頭脳があるから井上尚弥は強いのです。井上尚弥にはディフェンスのセンスもパンチ力もありますが、冷静に状況判断できる頭があるからこそ、ディフェンスのセンスもパンチ力も生きてくるのです。あくまで素人の考えですけどね。

 

5月18日に行われたWBSSの準決勝は、事実上の決勝戦と言われていました。井上尚弥も強ければ、エマヌエル・ロドリゲスも強いのです。たしかにエマヌエル・ロドリゲスは強いボクサーです。19戦無敗12KOですから。2018年2月にライアン・バーネットがIBF世界王座を返上したとき、エマヌエル・ロドリゲスから逃げたと言わしめたほどの逸材です。その空位になったIBFバンタム級世界王座をエマヌエル・ロドリゲスが獲得したのは2018年5月5日のことでした。まさに波に乗っていて脂も乗った昇り龍です。

 

井上尚弥も怖かったに違いありません。こんなことを言うと、井上尚弥ほど強いボクサーが怖がるわけねえだろ、と怒る人がいるかも知れませんが、私は自信を持って断言できます。井上尚弥も怖かったはずです。というのは、かの具志堅用高でさえも、試合前の控室に関係者がいなかったら、怖くて間違いなく逃げ帰ってたと言うくらいですから、誰だって怖いんです。

 

慣れない海外での試合という緊張感があって、しかも相手は強いし体格も勝っているとなれば、普通の人であれば足がすくむでしょう。しかも、第1ラウンドが始まって、思ったよりも相手がプレッシャーをかけてきたら、頭の中が真っ白になって何も考えられなくなり、それまでに練っていた作戦もどこかに吹っ飛んでしまってもおかしくありません。

 

しかし井上尚弥は冷静でした。第1ラウンドが終わったとき、自分のパンチが思ったより届かなくてやばいなと思ったけど、ショートだったら当てて倒せるというように、きちんと状況を見て対策を立てていたそうです。

 

第2ラウンド、エマヌエル・ロドリゲスが不用意に井上尚弥に近づいたと見る人もいるようですが、私には、エマヌエル・ロドリゲスの動きが変わったようには見えませんでした。井上尚弥が持ち前のディフェンスのセンスで相手のパンチをうまく避けて接近戦に持ち込み、左フックでダウンを奪ったと見るのが順当ではないかと思います。あくまで素人見解ですけど。

 

ダウンを奪っても有頂天にならず、井上尚弥は計算していました。相手の意識は上にあるから、ボディを攻撃すべきと考えて、その考えどおりに2回目、3回目のダウンを奪って大勝しました。

 

いくらスピードがあっても、ただ動き回るだけでは勝てません。いくらパンチ力があっても、当たらなければ意味がありません。いくらディフェンスのセンスがあっても、相手のパンチを避けてばかりいたら判定負けです。きちんと状況を判断して対策を練る頭脳があるからこそ、井上尚弥は強いのです。

 

次はドネアと戦うことが決まっているから問題ないけど、ドネアにも大勝したら、バンタム級で勝負してくれる相手はいないだろうな。

『上機嫌の本』佐藤愛子

波乱万丈で豪快な人生を送ってきたんだろうな、と思わせる内容のエッセイです。

 

興味を持って調べてみたら、驚きましたよ。1923年(大正12年)生まれで2回も離婚しているんです。

 

女は結婚したら、どんなことがあっても耐えなくてはならないなんて言われていた時代に、2回も離婚するなんて、そうとう白い目で見られたに違いありません。

 

1967年、44歳で、2番目の夫の会社が倒産して、3500万円もの借金を引き受けています。今から50年以上前、雇用機会均等法前に、この額の借金を女の身で背負うなんて、正気の沙汰ではないですよ。

 

そうとう気の強い人なんだろうな。

『最後の花時計』遠藤周作

以前、遠藤周作さんのエッセイを読んで感心したので、図書館で借りてきました。

この世のさまざまなことについて、不平、不満をぶちまけています。老人が愚痴をこぼしているっていう感じです。

年を取ると、とやかく言いたくなるのかもしれないけど、僕はそうなりたくないな。どうしたら、年をとっても明るく楽しく生きていけるんだろう。

『ありがとうのかんづめ』俵万智

育児書のようなエッセイです。俵さんが息子さんをどのように教育してきたかが綴られています。

僕なんかは教育について何も知らないけど、俵さんの子育ては正解なんだろうな、さすがは元教師だなって感じです。息子さんがうらやましくなります。こういう育てられ方をしたら、立派な人物になれるだろうな、と思います。

教育で大切なことは、教えることではなくて導くことなんだなって、この本を読んで知りました。もっと早く読みたかったな。もっと早く読んでいれば、うちの子の育て方を間違えずにすんだのに。

でも、まあ、この本を読んだからといって、いい親になれるとは限らないか。俵さんみたいな立派な人物にならないと、いい親になれるはずないか。