オズの魔法使い

僕はこれまでの人生、ずっと子供っぽいと言われ続けてきました。

 

50になる前後から、なぜ自分が子供っぽいといわれるのか、分かってきたような気がします。少しは大人になったのでしょうか。

 

でも、50を過ぎた今でも子供だから、映画『パディントン』を見て感動し、涙が止まらなくなります。まだ子供なんですね。

 

この映画の冒頭に、「子ども心を失っていない人と子どもたちにこの映画を捧げます」と表示されます。

 

もしかして僕のための映画なのかな、と思ったのですが、ちょっと違うみたいです。僕は、自分が思っているよりも大人なのかもしれません。

 

やはり、この映画は子供が見るべきものです。大切なものは何なのか、どこにそれはあるのか、子供に学ばせるにはもってこいだと思います。

翻訳の練習問題12

30年ほど前、まだ音楽をCDで聴いていた時代の話です。

 

日本人の男2人、女1人、その女の夫でアメリカ人1人の合計4人で、その時かかっていたCDについて日本語を使って話していました。アメリカ人が日本語で次のように言いました。

 

このCDは<妻の名前>によって買われました。

 

次の英文を日本語に訳したことは明白です。

 

This CD was bought by <wife’s name>.

 

完璧な訳ですけど、不自然な日本語ですよね。その不自然さについて説明してください。

レオン

映画の中に、頭のいい子が出てくることがありますよね。

 

微分積分の難問が解けるとか、数カ国語を操れるとかいうのではなくて、人の心を読むのがうまくて、危険をすぐに察知して機敏に身を守ることができる子が描かれることがあるじゃないですか。

 

若い頃、そういう風になりたくて、どうしたらそうなれるんだろうって悩んでいた時期がありました。この映画を見て、そんなことを思い出しました。

翻訳の練習問題11(解答)

今回のポイントは、情報の流れを崩さないことでも、英単語の重要度を考慮することでもありません。抽象名詞と無生物主語の処理方法がポイントです。

 

Edward's candour seemed to Bateman very surprising, but he thought it indiscreet to pursue the subject.

 

この「Edward's candour」を辞書のとおりに「エドワードの率直さ」としたのでは、不自然な日本語になってしまいます。

 

エドワードの率直さはベイトマンをひどく驚かせたようだ……

 

英語の無生物主語を日本語でもそのまま無生物主語にしていることが、不自然な日本語に拍車をかけています。こんな場合は、抽象名詞を文に読みほどき、生物を主語にして訳します。この英文に出現する生物はエドワードとベイトマンですが、ベイトマンを主語にすると良いでしょう。行方昭夫先生の訳は次のようになっています。

 

首になったことをエドワードが平気で口にするのでベイトマンはひどく驚いたが、その話をあれこれ尋ねるのはまずいと思った。

 

さすが、いい訳ですよね。

翻訳の練習問題11

サマセット・モームの『The fall of Edward Barnard』からの出題です。

 

Edward's candour seemed to Bateman very surprising, but he thought it indiscreet to pursue the subject.

 

この直前に、エドワードはある会社を首になったことを何のためらいもなくベイトマンに話しています。

 

ポイントは何かを考えて訳してみてください。

オペラ座の怪人

名画には、心に残るシーンがあります。

 

パディントンがルーシーおばさんに抱きつき、"Happy birthday, aunt Lucy” と囁くところ。

 

ヌードルスが中国人の店でアヘンかなんかを吸って、しかめっ面をしていたのに急に笑顔になる瞬間。

 

ダンバー中尉にインディアンが、どんなに離れても友達だということを忘れるな、みたいに叫ぶシーン。

 

アメリが恋人を得てスクーターに二人乗りしたときの幸せそうな表情。

 

王女アンが記者から写真を手渡されてハッとする場面。

 

”ET phoned home"

 

エレベーターで銃殺された刑事が、死ぬ間際に自分の血で "They are touchable" と書き残すところ。

 

チェンが間抜けな電話技師を装って敵の道場に忍び込むところ。

 

オペラ座の怪人』は、僕の心に残らなかったようです。自分の娘に対する歪んだ愛情とか、人間の心の闇とか、題材はいいけど、もっと上手な表現方法があったのではないかな。

Once Upon a Time in America

ロバート・デ・ニーロ主演の名作。

 

音楽が印象的であることに加えて、鏡を上手く利用した撮影方法も印象的である上に、懐中時計やフリスビーなどの小物を使った話の展開も印象的だし、ところどころに印象的な台詞がちりばめられていて、とにかく心に残る作品です。

 

「この人がこう言うってことは、つまりこういうことなの?」とか「あの場面って、もしかして......」とかいうように、見終わってからいろいろなことが気になってまた見たくなるのですが、約4時間という長さを考えると、尻込みしてしまいます。