『上機嫌の本』佐藤愛子

波乱万丈で豪快な人生を送ってきたんだろうな、と思わせる内容のエッセイです。

 

興味を持って調べてみたら、驚きましたよ。1923年(大正12年)生まれで2回も離婚しているんです。

 

女は結婚したら、どんなことがあっても耐えなくてはならないなんて言われていた時代に、2回も離婚するなんて、そうとう白い目で見られたに違いありません。

 

1967年、44歳で、2番目の夫の会社が倒産して、3500万円もの借金を引き受けています。今から50年以上前、雇用機会均等法前に、この額の借金を女の身で背負うなんて、正気の沙汰ではないですよ。

 

そうとう気の強い人なんだろうな。